気が付くと子どもが鼻水を垂らしている・・・なんてことありませんか?
熱もない、咳もしていない、症状は鼻水だけ。
これって風邪なの?と、病院に行くタイミングが分からなくなってしまうパパ、ママもいるのではないでしょうか?
鼻水の正体はなんなのか?鼻水の色によって病院に行くタイミングについてお伝えします。
そもそも鼻水ってなに?鼻水の正体に迫る!!
鼻水の正体、それは鼻から入ってくる空気を加湿・加温するためのもの。
そして、鼻から入ってきた異物を外に出すためのものです。
人の呼吸は「鼻呼吸」といって、鼻で行われます。
鼻から吸い込んだ空気は、鼻の中で加湿・加温されます。
この「加温・加湿」の役割を、鼻水が担当しています。
そのため、空気が冷たい冬の方が、鼻水の分泌量が多くなります。
次に、鼻から入ってきた異物を外に出す役割について解説します。
鼻から呼吸をするときに、空気と一緒にほこりやウイルスを吸い込んでしまいます。
そのままウイルスが体内に入ると、風邪をひいてしまいますよね。
なので、ウイルスが体に入らないように鼻水で体の外に押し出しのです。
このように鼻水は風邪をひいた時だけでなく、きちんとした役割があるのです。
鼻水の色の違いってなに?
鼻水の正体が分かったところで、もう一つみなさんが疑問に思うのは「鼻水の色」ではないでしょうか?
鼻水には、透明や黄色、緑っぽい汚い色があります。
色だけでなく、サラサラと流れ出てくるもの、ネバネバしたもの、という性状の違いもあります。
色や性状が違うことで、体に起こっている変化はどんなことなのでしょうか?
色と性状別に解説していきます。
透明・サラサラ鼻水
子どもの顔を見て、「あ、鼻がたれてる。」と気づく時、色が透明で、サラサラと水のような性状の鼻水のことが多いのではないでしょうか?
この鼻水は、風邪のひき始めやアレルギーの症状の時に出るといわれています。
このタイミングで鼻水以外の症状がなかった場合、病院に行くべきか、様子をみるべきか、迷う方も多いと思います。
もし何かしらのウイルスに感染していた場合、透明な鼻水が出始めてから数日経つと、鼻水の色と性状が変化していきます。
薄い黄色・粘り気のある鼻水
透明の鼻水が出だして数日経った頃、薄い黄色で粘り気のある鼻水に変化することがあります。
これはなにかしらのウイルスに感染したことを示しています。
この鼻水が出だしたら、病院に受診しましょう。
ほかにも、この鼻水が出続けているときは、慢性の副鼻腔炎の可能性もあります。
緑色、粘り気の強い鼻水
この鼻水が出たときは、副鼻腔炎になっている可能性があります。
鼻水ににおいがすることもあるので、においにも気を付けてください。
この鼻水がでているのを発見したら、すぐに病院に受診しましょう。
小児科でも受診はできますが、耳鼻科がおすすめです。
さいごに・・・
受診のタイミングに迷う子どもの鼻水。
鼻水の色と性状によって、体に起きている変化が違います。
この記事を参考に、お子さんの鼻水を観察して受診の目安にしてみてください。
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